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貴女の涙の訳など知らない!

「貴女の涙の、訳など知らない、まぶしい夕日が、目を焦がしただけさ。涙はいらない、昨日はいらない、胸を締め付ける夕焼けのメロディー♪」

これは僕の好きなスクービードゥーというバンドの「夕焼けのメロディー」という歌のワンフレーズというか、一番の歌詞の全文ですが、結局の所、僕は貴女じゃないから、貴女が泣いている訳なんて解らない。だから貴女がどうして泣いてるのか?一応貴女の立場に成って考えると、夕日で目を痛めただけかなぁ~みたいに楽天的に考えつつ、戸惑っているような歌なんですが、なかなかこういう立場って取るの難しいですよね。

だって普通、隣で女の子が急に泣きだしたら、何で泣いてるんだろう?俺だったらこう思うけど、どうして彼女はそう思わないんだよォ・・・みたいに勝手に相手の気持ちを自分の尺度で考えて、やきもきしたり、怒ったり、悲しんだり、滑稽なものです。でもそれが恋なんじゃないの?とか、青春ごっこに憧れますが。(ちなみにこの歌の2番ではかなり主人公が一人で考え込んでる感じに成ります。)

こんな話は、別に男女の間柄以外でも言える事なんじゃないかと・・・

先日、先輩と電車に乗った時、韓国の女性アイドルが「クリスマスは赤酢を飲もう」みたいな標語を言っているポスターが、誰に向けてなのか解らないと質問してきました。先輩曰く、赤酢は女性が美容や健康の為に飲むものなので、もし女性に向けてポスターを本気で作るなら、自分だったら例えば韓流でも男性のアイドルを使った方が女性に向けての宣伝効果が高いんじゃないかと。

また、最近、周囲の人や、テレビのコメンテーターが、役人の汚職の問題で、何で国の為に働こうと思って頑張って役所に入った人が、国民の生活をないがしろにして、今でも天下りや、その他利権をむさぼるのか?みたいな話を本気で怒って話すのです。

この二つと、冒頭の青春ごっこは結構似ているなぁと僕は思いました。先輩も、周りの人も、テレビのコメンテータも、割と値が善人なので、たぶん「正しい」事を言っています。「正しさ」や「良心」があるから、非道徳的だったり、非効率的な事象に、疑問や怒りを覚えてやきもきするわけです。

で、僕は残念ながら、この二つの事は普通だなぁとか思うくらいです。何となく、相手の立場に立つと普通の事に思えてしまうのです。

例えば、前者で有れば、広告会社がポスターを作るわけですが、広告会社の職員としては、別に上の人から、この女性アイドルを使えとか大人の事情で言われて使っているだけだし、彼等にしては、商品の赤酢が売れようが売れまいが、関係無いので(個人経営で有れば、宣伝した商品が売れるか売れないかで、仕事が来るか来ないか死活問題ですが、大きい会社なら、仕事が来るか来ないかは、それこそ大人の事情が一番の理由でしょうから)同じ韓流のアイドルを使うにしても、男性のアイドルを使った方が、アラフォー女子には宣伝効果が有りますよ!みたいな気の利いた、助言をする義理は無いし、変に良心からそんなこと言って上の人の「口答えするな!」という逆鱗に触れても詰まらないですから、やはり、良心とか向上心とかからアドバイス出来ない空気が有るのかなぁと思います。

役人の賄賂や天下りや癒着の問題にしても、もし自分がその立場に立ったら、回りもみんな役人で、天下りの為に頑張ってる中で自分だけ「私達は国民の為にもっと誠実に成らなきゃ!」みたいな空気読んでない事は言えないと思います。それこそ村八分にされかねません。

相手の立場を考えれば普通すぎる話です。普通の話に怒っても仕方ありません。だって、だいたいの人が、同じ立場に立てば同じ行為を取りそうな社会性というか共同体というか、人間関係が其処にはあるのですから、だからこれは「怠慢な事をしている人」や「非道徳的な事をしている人」の問題では無くて、そうなってしまう「場」の問題だと思うのです。

ポスターの話で有れば、もっと大人の事情を抜いたシガラミの無い業界の体質を作っていく、若しくは社内の方針を変えるみたいな事で解決出来るでしょうし、役人の不正についても、行政や役人の人事制度や権限を抜本的に改革すればいいだけの事です。

要は、効率よく出来るか出来ないか?誠実に出来るか出来ないか?みたいな話は、その構成員の「実力」や「性格」の問題では無くて、その集団の「仕組み」の問題な訳です。それでも「そんな仕組み、ぶち破って頑張る!」みたいな人は時々居ますが、そういう人は三億円の宝くじが当たらないのと同じで、殆ど現れないので、現れないヒーローを待つより、その集団の仕組みを変える方がずっと良い気がします。

ただ、芸能界も役所もなまじパイが大きいので外部からの圧力とか、中の人の利害とかで改革は難しいでしょう。ただ、そういう「変えるのは絶対無理!」感が、彼等の想像力や良心を奪っているのも事実かもしれません。

人はどうしても、「自分はこう思うのに何であの人は、そう出来ないの?」みたいな、もどかしさや苛立ちを感じてしまう性質が有ると思います。

でも、誰かが誰かに優しく出来る時、そう出来ない時、貴方が人に優しく出来る時、出来ない時。それは自分や、その対象や、相手の人間性だけの問題では無いわけです。どんな立場に居るのか?そんな人に囲まれているのか?その場の空気はどうか?そういう事が、その時の行動を決めます。「僕ならこう思うのに」というのは実は結構傲慢な話しなのかなぁと。

だから、別に「役人はみんな頭がおかしいから日本は駄目だ!」とか絶望する必要も無いわけです。仕組みが良くなれば、駄目な役人は淘汰されるし、今までやる気の無かった人も、やる気が出るかもしれないし、有能な役人が良いポストに就ける社会も実現出来るはずです。

まあ、なので、長い目で観るのが良いんじゃないかと。長い目で観れば何時か良く成るんじゃないかと、その何時かが早いか?日本の没落が早いか?そういうチキンレースを観戦したり巻き込まれたりする権利を持った僕等は、割とエキサイティングな人生を過ごせてるわけです。

まるで、女の子との関係性の改善が早いか、若しくはその前に嫌われて振られてしまうか?そわそわしている時って結構楽しいんじゃないですか?

と、ここまで話しておいて、良く考えると僕はそういうの好きじゃないなと気が付いてガッカリしている今日この頃。

GET UPGET UP
(2002/06/19)
スクービードゥー

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