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読書感想文の攻略法

さて、先週の続きです。夏休みも終わりに近づいてきました。今週は読書感想文の攻略法について少しでも考えられればなと・・・

といっても、小竹自身、小学校在学中はちゃんとした読書感想文なんて書いた事ありませんでした。本読むこと自体苦手だったというぐらいです。

なので殆どの場合は、適当な本を斜め読み、もしくはもう読んだことのある本の内容を思い出して、要約とちょっとした感想を書くだけの、書く方も読むほうもつまらない感想文を書いていたので、読んで下さった先生には今更ながらちょっと申し訳ないなと思ったり。

もともと、小学生ぐらいの子供に、含蓄のある面白い文章を書くという事自体、無理なので、ちょっと発想を変えるのが大切なのかもしれません。先週この場で論じさせていただいたような心構えで書いてしまえば、親が書いたんじゃない?それともコピペ?って疑われかねませんし……

子供には子供らしい感想文の形がある筈です。そして子供らしくても興味深い作品を書くのは可能なはずなのです。

では、まず用意する物。いや、用意はしてはいけません。用意してもいいのですが、その分ネタというかトレーニングが減ってしまいます。

まず、親は子供を連れて本屋に行きます。出来るだけ大きくて品ぞろえも良い所に。それで本屋に着いたら、子供を放します。一応防犯も兼ねて後ろから付いていきます。子供は大体自分の興味あるものの所に行きます。(事前に感想文として受理されない漫画や攻略本は駄目よ!って言っておかないとダメですよ)

そんで、子供に本を選ばせる。ここでポイント!子供が本を選んだら「何でその本を選んだの?」と尋ねます。その場でちゃんと尋ねます。小竹のようにぼーっとした子だと家に帰る頃には何でその本を選んだのか忘れてしまいますからね。

で、何で選んだのかちゃんと答えさせます。答えられないような本では感想文何て書けるはずはありません。でもって、その時、子供が答えた内容を感想文の冒頭に「この本を選んだ理由は……」と書かせれば、それだけで掴みはOKですね。

で、その後に、本を子供に読んでもらいます。その時面白かった部分にマーカーを引くなり、折り目を付けるなりして何処が良かったのか解りやすくしておくと後後便利です。

面白くてすぐに読み終わったら儲けもの、どうしてそんなに夢中に成ったのか、何処が面白かったのか、聞いてあげます。親はその答えをメモするなり録音するなりして保管してあげて、その内容を文法的におかしく成らない程度に一緒に話し合いながら組み立てれば感想文の出来上がりです。この時、親も同じ本を読んで共感したり話あったりすれば、なかなか感想が思いつかない子でも、会話の中で気付く物があると思います。

感想文なのですから、これが正しい書き方でしょう。感想とは個人の中で完結する物ではありません。筆者、そして複数の読者の中で、作られる物なのです。

そして困るのが、詰まんなかった、子供が読んでく内に興味が持てなくなった場合どうするかです。こういう場合は、潔く違う本で書くという事も良いかも知れませんが、親もその本を読んで何処が詰まらなかったか、子供に尋ねるのも一つの方法です。詰まらないと思わせるには、詰まらない理由がある筈です。それだって立派な感想です。ただ本を褒めるだけが感想文では無いんですよね。感想を語りあう為の材料が感想文であればなと思うのです。

小竹が何がいいたいのか、もうお分かりですね。感想文を書くときに大切なのは感想文を書くこと自体では無いのです。「その本を通して自分はこういう事を思ったんです。」という事を他の人に伝えられるようになる事が目的で、そのトレーニングの為の感想文なのです。だから、一緒に本を買いに行って、同じ本を読んで、同じ本の感想を語り合って、その感想を元に、文章を作る作業を手伝って、徐々にその力を付けさせながら親、もしくは近しい大人が子供に書き方を教えるというのが、本来の感想文なのです。

だから、子供に指定図書を買ってきて読んで感想書きなさい!といって書かせたものも、千円札だけ渡して子供に本を買わせて放置して出来たものも、超優秀な子供が一人で参考書見ながら書いたものも、実はそれは、感想文でも何でもありません。そんな事を子供に辛い思いさせて書かせた所で、読書が嫌いになるだけで何の益もありません。そんなことさせるぐらいなら、本も読まないでコピペして適当に提出した方がよっぽどマシです。

本という物語の中に在る。意味を読み取って、自分の中で消化して感想を形にする事が感想文。そんなこと子供に出来るはずが無い。だから大人が一緒に、同じ目線で供に作る。誰かに自分の思いを伝えて、一緒に何かを作る事を子供は其処で学びます。

一人では出来ないけど、みんなで意思を伝え合って大きな事を成し遂げて行く為に必要な事を学ぶ為に感想文はあるのです。だから一人でやっても意味はありません。でも、この国で、ちゃん子供の感想文に付き合ってあげてる大人はどれだけいますか?

今、若者のコミュニケーション能力低下云々の強権的な議論が年配の方々の中でありますが、彼らの言い分では若者のコミュ力の低下により仕事先でチームワークが取れずに、大きな仕事を達成できないのが日本の科学技術や経済低迷の原因に成っている!と言っていますが、その理論が正しいなら、実はその原因を作ったのは、今の若者が子供だった頃、その子供を育てる時に、ちゃんと子供と読書感想文を書かなかった……子供とちゃんと、お話をするという事をしなかった彼らの行動が全ての元凶と言えるので、何とも言えない矛盾を抱えています。

世代の問題は、その世代の人間を育てた世代の問題でもあるのです。だからこそ、若い僕等は子供とちゃんと話さなきゃいけない。老人も若者がちゃんと子供達と話せるように、若者と話さなきゃいけない。どっちから話しかけるべきだ、礼儀、態度が云々なんて言ってられる場合じゃありません。とにかく、子供でも若者でも、老人でも中年でも相手を一人の人格として認めて話さなきゃ駄目です。昔はそんなじゃ無かったもっと若者は……、今の老人が世の中を喰いちらしたから……なんて犬も食わない世代間議論は置いときましょう。

意地やメンツの為に次の世代にツケを回す世の中はそろそろ皆うんざりでしょ。だったらせめて今の小学生に夢を持たせられる世の中に大人がしないで何が大人なんだ!と思わなくもない今日この頃です。

まあ、読書感想文にこんな意味が込められていただなんて、小竹自身も昨日まで考えもしていなかったのだけれど。
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ジャンル : 本・雑誌

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