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三国志から見る現代中国。

おはようございます。小竹です。

昨日あたり善浪辺りが中国問題へ色々かなりやんわりした感じに語っていたので、今日はアニメ三国志演義でも見ながら中国について考えてみたいと思います。

三国志に限りませんが、中国の歴史は基本的に分断の歴史です。それは縦軸も横軸もです。一本でも曲線でも引こうと思っても途中で途切れてしまう国。それが中国です。

まず横軸。中国は古代、もちろん紀元前ですが、にちっこい王朝が何個か立って、文明など作っていました。その頃もちろん日本にはまだ文明なんて無い。まあ、小竹家にはまだ都市ガスも来てないし、下水道も出来たばかりです。千葉県は未だに未開と言えるので、中国5千年の歴史凄いですね。烈海皇ぐらい。

冗談はさておき、横軸である同時代の中国大陸というか、ユーラシア大陸の東端は漢民族はおろか、いろんな民族が個々に国を作り、王を名乗っていた。漢民族はその頃から一番多かったと思われるので、古代王朝(周)の力が弱ると春秋戦国時代と成り、諸侯たちがそれぞれ王を名乗っておさまりがつかなくなります。この時中国はまさに横軸がばらばらになっていたわけです。

それを色々あって纏め上げたのが秦の始皇帝です。秦は初めて中国全土の統一王朝に成りました。秦の凄いところは「皇帝」という発明をしたところです。つまり王様がいっぱいいては、王様同士が覇権を争い合うのは道理です。始皇帝は自ら皇帝を名乗って「王様の王様」に成ったのです。

中国には「天」の思想が有ったのに「天に命じられて(任されて)皇帝に成ったんよ」というロジックが成り立つわけです。所謂今でも使われる天命が下ると言う奴で、みんな一応下がってれます。これは神や教皇に命じられて成るローマ皇帝や天皇に命じられてて成る日本の征夷大将軍に似ています。一応皆が信仰している神とか天とからが、俺をトップにしろって言ってるんだから、俺様がリーダー方式です。これは面白い構図なのでまた別の所で考えてもいいかもしれない。

さて、それとは別の問題として始皇帝が中華を統一したので横軸は揃いましたが、縦軸はどうかと考えると……始皇帝は焚書坑儒などを行い、今までの歴史てきな蓄積を放棄します。ここで歴史が積み上げてきた何か(あまりにも曖昧なので例えようが無いのですが)が途切れます。縦軸が途切れてしまうのです。

そんな無理が祟ったのか、秦王朝は短命に終わります。そして漢王朝が立つ。中国の皇帝に成る場合、今までの王朝が天から見放されて、今度は私を選んだのだ!とか理屈を捏ねれば皇帝に成れるので、特にイイとこの出で無いけど劉邦は皇帝を名乗り漢王朝を設立します。

漢王朝は秦王朝の色々な部分をかなり生かしたまま帝国を運営します。ここで初めて中国の縦軸(歴史)と横軸(地理)がちゃんとした線でつながって、漢民族は初めて「中国」ってものはこうなんだ!というものを感じたのだと思います。今は本やテレビやネットが在るのでナショナリズムは生活しているだけで得られますが、太古の時代は基本殆どの人が自分の家の数キロ圏内だけで一生を終えていたので、自分の国という思想が有ったかどうかも解りませんが、一応統一されたんだなぁ。というのは納税の時や物流に触れた時とかに感じたはずです。

そしてそのおかげか、漢王朝歴史的には前後に解れて色々有りますが、長生きし、平和と思える時代が続いた。この時中国では新しい考え方として「統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」という思想が出来たのだと思います。そしてこの考えが今の中国を動かしているのではと……

話を進めます。後漢に入ると中国は荒れてきます。どんなニュアンスかというと前漢では皇帝の権力が絶対だったので、クラスに怖い先生が居るみたいな感じで不良(諸侯)たちも悪さできません。しかし後漢に入ると後漢として漢王朝が復活するときに諸侯の力を借りたというのもあるので、先生が、生徒達に頭が上がらないという変な状況に成ります。そうなると不良も羽を伸ばします。勝手に俺がこのグループのリーダーじゃあ!とか名乗りだして、先生以上の権力を持ちだします。

そんなこんなで生徒同士のグループ戦が起きてデカイ3つが残って(まあ、三国時代とはいっても、魏が圧倒的に国力が大きかったのですが…)その中のリーダーの一人が急に俺様、もう先生よりも人気あるしぃ、実は先生の親戚だしぃ、いっそのこと俺が先生ね★とか言いだして、又ほかのリーダーがそれを見て、いやいや俺の方が人気あるし、頭いいし、グループもでかいしぃ、先生に聞いたら俺が先生でもいいって言うし、俺が先生ね!と言いだし、後の1グループも、みんな先生に成れるならおれも先生に成るですよ。って感じに同じ教室に先生が乱立するという訳の解らない状況が三国時代な訳です。もちろん地理的にも、歴史的にも中国は3つに分断され、人々は苦しみます。

んで、一応、一番力の強かったグループのリーダーの補佐だった奴がクーデターして、他のグループをどんどん吸収して出来たのが晋王朝と考えていいでしょう。でもよく考えてみてください。いくらクラスで覇権を握って先生と名乗っていても、あんた本当の先生じゃないジャン!ってつっこみを入れたくなりますね。もしくは生徒でもあのクラスは先生に成れるの?とか変な疑問を持ちますね。

で、たまたまそんな事思ってる中で、隣のクラスにも先生の親戚が居て、先生の親戚だって言っただけで先生名乗ってたやつもいたんなら、オラも隣のクラスに乗り込めばせんせいじゃあ!と勘違いする人も出てきたりして、グループの連中を引き連れて隣のクラスを侵略して先生を名乗る奴も現れる。

こういう理屈で、中国の北半分が隣のクラス……つまり北方異民族に奪われて南北朝になったりします。そして三国時代から隋まではこんな感じで南北朝やら戦国時代が延々続きます。隋も秦みたいに無理して短命でしたが、続く唐は漢王朝のように、前の王朝の様々な部分を引き継ぐ形にし長続きして、中国は再び安定した時代に成ります。ここまでは面白いぐらいに歴史はループしています。それもそのはず。帝国が立ったり、戦国時代に入るたびに、思想や文化が弾圧されるので、縦軸が頻繁に分断されます。新しい時代に入るたびに殆ど以前の文化は破壊されるというシステムが中国にはあるので、せっかく覚えた事を忘れてしまうのと同じ現象が起きているようなものです。そんな訳で同じ過ち、同じ苦しみを民衆は蒙ります。しかし、彼らの中には「統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」という深層心理みたいなものが残っているので、しかも異民族に責められまくってるので、漢民族の統一王朝が欲しいという気持ちはどんどん強まります。余談ですが、現在中国では日本の戦国武将ブームに成っているらしく、日本では信長や秀吉の方が人気で影に隠れている家康が大人気だそうです。やっぱり統一王朝を作り上げる部分にシンパシーを感じるそうです。

さて、話を戻しますが、モンゴルが攻めてきて、本格的に外部王朝の時代が来ます。そのあと明が盛り返したり、やっぱり清にとって代わられたりと外部民族とのやり取りと内乱で国民は疲れてしまいます。そんな中、北方王朝の清朝が倒れ、晴れて近代化とともに漢民族の国をつくるぜい!と中国は成りますが、その時は列強とか来てるし、また安定しない中で日中戦争がはじまります。漢民族にしたら意味解んない状態ですね。国中列強に切り売り状態、王朝が消滅し今までの文化が崩れる……縦軸と横軸がまたもやバラバラ。早く統一王朝プリーズ。と成りました。そこで毛沢東が色々やらかして(始皇帝バリに文化大革命という強化版焚書坑儒をやらかしまたね)縦軸は消滅し、台湾も離反し横軸も分断。まあ、台湾を無視すれば、一応統一王朝というか政府ですね。

で、漢民族のうちにある「漢民族による統一王朝の達成」欲が満たされます。みんなこれで平和になると思った。でもちがった。これは結構、漢民族にとっても残念な王朝というか政府なんじゃない?疑惑がふくらんでいるわけです。そして今もこれが続いている。

で、中国共産党はどうしようかな?に成ります。秦、隋朝と経緯が似てるだけあってこのままじゃ短命におわっちゃうんじゃね?って気持ちの共産党の偉い人もいるかもしれません。歴史を勉強してる人ならちょっとは想うはずです。で、このままじゃダメだ。でも俺達は悪くないって事にしないといけないと成った時に天の思想を共産党がいうわけにいかんしとなれば「漢民族による統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」という漢民族に染みついたロジックを使うほかありません。

そうです。中国全土を統一する王朝なんだから、イイじゃない!と国民に想わせる事が大切という事ですね。そのために台湾もいずれは吸収する態度をとらないといけないし。清朝では柵幇体勢で一応したがってたからうやむやのうちに中国に取り込んだチベットとか内モンゴルとか満州を独立させる訳にはいかない。独立したがるチベットなんて戦争じゃい!となって軍を送ったりします。

柵幇や、それに伴う領地や人民自体、清王朝が外部王朝で、そのノウハウを生かして作った体制と領地なので、中国の領地というより、清王朝という連合王国の領地って感じがしなくもないので(まあ、これを行ったら中国に否定されるでしょうが)漢民族が覇権を取り戻した際に放棄するべきだったのかもとか想わなくのないですが、四方の異民族の独立を許し、何度も占領されたり、勝手に外部王朝を建てたれたりしている漢民族としては、河北、河南を中心に、漢民族の領土は有るけれど、それを攻めてきそうな異民族の領土も中国にして監視しておかないと、また戦国の世が着てしまう。という強迫観念じみたものがあるので、中国の漢民族による統一を守るには異民族だろうがなんだろうが、領土に組み込み、支配、監視しなくちゃという大義名分が立つわけです。

そして、道徳的にどうかなと思っても、それが「漢民族の統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」という共通認識のある大多数の中国人にとっては、正義なわけで。チベットを攻撃するのも「漢民族の統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」を維持するため。つまり平和を維持するためには仕方ないというロジックが成り立っているので。国連が「チベット人、殺しまくっちゃダメだよ」と言っても、「俺達は何時も外部民族に寝首を欠かれてきたんだから、これくらいやらないと統一漢民族の王朝は守れないんだよ」で片付いてしまうので、中国人にとってはアメリカや日本や国連が「道徳」を理由に何を言っても意味無いわけです。それくらい虐められ続け(あんな広大な領地を持った多数の民族なのに征服されまくって苦渋を飲み続けて)いたわけですから、もうすねてしまっているわけです。

つまり現代の中国(漢民族)にとっての道徳とは『漢民族による統一王朝を維持しる事』なのです。本来は漢代に発生したと思われる「統一王朝が中国を平和と安寧をもたらしてくれる」から始まった思想ですが、目的である平和や安定をもたらすという手段であった統一王朝が、いつの間にか目的に成ってしまっているのです。

なので、共産党がどんなに政治が上手くなくて貧富の差がふくらもうが、争いが絶え無かろうが、中国人の関心は其処にあるのではなくて、今の共産党が統一王朝として、統一王朝を目指して頑張っているかがポイントというか重要なファクターなわけです。

そして、そのポーズとして、台湾に向かって砲撃したり、チベット攻めたり、カシミールの国境未定地でドンパチしてるのです。なので尖閣諸島もその延長です。昔は海賊で悩まされたり、戦争でも攻めてきた東夷である日本に対して威嚇の意味も込めて行った居る訳です。

だって尖閣諸島と言っても漁業権は美味しいですが、実は最新の調査で油田はほとんど出ないし、ガスもちんまりだという事が中国側には解っている。日本でも知ってる人はいる。ここまで頑張って欲しくなる土地では無いのです。でも騒がすにはいられない。それは中国国内の不満云々で片づけてしまえばテレビのワイドショーレベルなので控えますが、不満はあるにしても、そうせずにはいられないという理由は、たぶん今まで小竹が妄想した、必要以上に王朝を守る事に神経質に成っている漢民族の事情と本気さが在るのだと思います。

そういった意味で、外部王朝が立った事が無い日本の国土や民族の文化は縦軸も横軸も繋がっままであるので、漢民族のような苦渋は舐めた事が無いから、彼らの気持ちも解らないのも解りますが、解らないままだと今度は日本が分裂する番に成りそうなのでちょっと怖いなと思わなくもない今日この頃。
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テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済

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