スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011年春アニメ総括。後編

今日は昨日の続き。6点以上の作品について語らせていただきます!

●『俺達に翼は無い』6点・・・こちらはエロゲ―原作もの。萌兄としては今期でだいぶ気に入っている方の作品でしたが、最終回と言うか、最後のまとめ方があんまり好きで無かったので2点くらい減点です。こぎみ良い下ネタ、常に滑っているギャグなど、非常に親近感を持てる内容でした。それと、余談ですが親近感と近親相姦ってちょっと似てますよね?

●『聖痕のクエイサーⅡ』6点・・・前半はバトル。後半はギャグ展開。ギャグが思いの外長く、前半の展開を忘れてしまうくらいのボリュームと濃さに圧倒されました。ただし、この作品は凄く真面目なバトル場面で「ソーマ(乳)を吸う」という行為を正当化し行うと言う事が一番のギャグ要素でもあるので、それが疎かになった後半は逆に蛇足感が無きにしもあらず。何と言うかファンディスク的な内容でしたね。

●『電波女と青春男』7点・・・青春男が時々青春するのですが、基本的には25~30歳くらいのちょっと疲れた、達観した男の思考なのは頂けない感じでしたが(むしろ40歳のおばさんの方が思考が10代)、このような看板に偽りあり感を覗けば全編楽しかったと思います。むしろ楽しかったからこそ逆に主人公がもっとティーンエイジャーのギラギラした感じが有ればもっと魅力的な話に出来たんじゃないかと少し残念です。女性陣はみな魅力的で、そこそこ10代してるのに、主人公が……もっと押し倒したり押し倒したり押し倒したり的な情熱が欲しかったです。

ただ、終盤の方で、主人公の性質についても色々描かれていたは好感が持てました。最後の二話は奇跡の意味について結構いい感じで書かれていたと思います。主人公は基本的にリアリストで科学主義ですが、実は物語の前半に超科学的、呪術的、オカルト的な物を卒業して(エリオに卒業させて)、科学や因果律にだけ支配された世界に半ばあきらめ半分で生きているからこそ、始めて奇跡は存在できる。そしてだからこそ奇跡には意味が有るものだという割とワールドスタンダードなロジックが表されていたんじゃないかと(ただその辺の観念は日本人には解りずらいのですが)。最後まで観た感覚としては、点数は上の緋弾のアリアより面白かったですよ。じゃあ、点数って何なの?と思われるかもしれませんが、評価と言うのは何時の時代も実体とは、また別の話なのですよ。

●『そふてにっ』7点・・・テニス番組なのに殆どテニスしないで終わると言うメタな現代アニメへの思想的アンチテーゼがこの作品の主題だったのではと僕は信じています。それだけです。それだけで十分じゃないですかっ!

●『Dororonえん魔くんメーラめら』7点・・・このサイトでも何度か取り上げたので詳細は省きますが、いい意味で昭和を出している感じが良かったです。背景が昭和、ギャグが昭和、放送コード的にも昭和。昭和って素晴らしい。これは平成生まれじゃ解んない事ですよね?

●『星空に架かる橋』8点・・・これもエロゲ―原作もの。この作品については前にも色々触れたのでアレですが、いい感じで昔のエロゲ―原作物の定番を抑え、それを今のアニメのクオリティで希釈しているという素晴らしいわびさびの世界が毎週展開される良作であったのは確かだと思います。あと、つむぎさんの不自然な胸の表現とか好きでした。幾ら胸袋(という表現方法が漫画やアニメなどでは使われますが)でも、下乳辺りの服の皺は異常だろ!とか心の中だけで突っ込むのが大人の嗜み。ちなみに萌兄の一番好きなヒロインは千歌姉さん。出番は少なめでしたが、一応風呂シーンも一度有りましたね。まあ、その辺は努力の表れかなと。

●『変ゼミ』8点・・・変態の話。と言う事に成ってますが、人間だれしも変態的な部分は有る訳で(と思っているのは萌兄だけかもしれませんが……何せ、社会に出ると無個性な人間にしか遭遇し無いので、日常生活を円滑に送る中では、日本人にはもしかしたら個性と言う物が無いのではないか?と思ってしまうほどです。)なので、多くの人の心に響く話なども有って、作者は頭がいいな、インテリだなぁと感心できる作品でした。

●『緋弾のアリア』8点・・・基本的には非常に詰まらない話なのですが、設定の酷さ、何でもかんでも伝説上や歴史上の人物の子孫でうんたらカンタラが徹底されていて、引くぐらいに笑わせてくれます。加えて、脚本と言うか、セリフの間や繋ぎやテンションが、全体的に割と真面目なシーンほど学園祭のクラス劇っぽく声優もこのバカバカしすぎる設定に笑いをこらえながら仕事してるんじゃないか?という感じがして、すごく人間臭さが残っていて好感が持てましたよね?ねっ?

●『GOSICK』9点・・・この作品は2期もの。色々な見方が出来る作品だし、萌兄よりもこの作品に傾倒が深い方は幾らでも居らっしゃると思うので、変な論考や推論やケチはあえて付けまいと思いました。僕自身9点の高得点を付ける作品はそうはありません。それだけの事です。1点足ら無いのは僕は推理物がトリックを解説されても昔から良く解らないから、それだけのことです。名探偵コナンなんてずっと見てましたが、ぶっちゃけ良く解りません。それにしても最終回はすごく良かったですね。

●『呼んでますよアザゼルさん』9点・・・最近のギャグアニメはあんまりギャグアニメしていないので、ここまでギャグで埋め尽くされている事自体が、逆に新鮮に感じました。まあ、内容について深く語ると、下品に成るので、語りたいけど語れないという感情を楽しむのも一興。声優陣のテンションの高さも好感が非常に持てました。

●『世界一初恋』9点・・・言っときますけど、これは凄い大切なことなんですけど、実はこの作品の世界観はグローバルスタンダード(宗教的に同性愛が禁止されている場合は除く)なのです。日本では今でこそ同性愛自体が悪だという印象は減りましたが、特殊な事、若しくは性同一性障害などに代表される、肉体的、精神的疾患として扱われていますが、同性愛を一応認めている国で、こういう感じに同性愛を「病気」という形、若しくは非常に特殊なものとして特別視しているのは実は日本くらいな物なのです(恥ずべき文化です)。基本的に同性愛を認めている多くの国では同性愛やバイセクシャル(男でも女でもどちらでもOKな人)、トランスジェンダー(性転換者)などを総称してLGBTという言葉でくくって、病気とかではなく、ただ単に恋愛の対象が普通とは違うだけの人として扱っていますし、国連でもこの先日LGBTの権利を認めるべきだと言う宣言が出されました。

なので、僕等は世界一初恋の中で、男同士の恋愛を別にあまり葛藤もしないで受け入れている登場人物達、男同士で付きあって居る事に対して陰口を言ったりもしない周囲の環境、その辺の色々な事柄をスマートにオミットした作品の中の、ある種、実社会とのズレを見出して「面白い!」と感じたり中には「萌える!」と思っているのですが、世界の多くの場所では、程度の差はあると思いますが、別に男が男に、女が女に恋愛する事は『珍しい事』だけど、別に『異常な事』では無い訳ですから、日本人的な楽しみ方は、もしかしたら海外では出来ない可能性が有るのです。そして、そんな矛盾を半ばギャグとして受け入れている日本人ってどんだけ性の問題について未熟なんだろうか!と身につまされる仕掛けが上で述べたように、実はこの作品は有るわけですよ!

作者の中村春菊先生がどう思って書いているかは預かり知れない所ですが、『世界一初恋』のような世界は性や恋愛の自由を実現したユートピアであり、本来有るべき社会をあえて強烈に、極端に描く事で、あまりにも未熟な現代日本社会の性や恋愛に関してのリテラシーへのアンチテーゼとしているのではないかと!だから、単なるやおい物とか、上司との恋愛物とかそういう狭い見方以外にも、いろんな方面から見て意味ある作品ですし、もっと評価されるべきだと思います。などと、穿った視点で見てみるとちょっと面白いです。萌兄はそんな事を言いだしといて、純粋にやおいものとして楽しみましたがね!

●『C』10点・・・たぶん今期で一番良かった作品。尻すぼみな作品が溢れている中、話が進めば進むほどドキドキできる、昨今では珍しい良作。ただ、最近は最初が楽しくないと、見なくなる人が多いので、世の中でちゃんと評価されてないのが悔しいです。さんざん取り上げて来たので内容は割愛しますが、前半は何5年くらい前の社会問題を取り上げてんだよ、つまんね!とか思っていましたが、どんどんストーリーが進むにつれて、今僕等がぶつかっている問題、そして未来に有るかもしれない問題を考えさせる緻密な計算に裏打ちされたインテリジェンスアニメだったので、最後まで観て損は無い感じでした。

最終回は賛否両論ありますが、まどか以上に良かったと思います。要は、三國氏も主人公も未来の為に戦うのですが、三國氏は妹が『幸せだ』と言った昨日(過去)を今日、そして明日(未来)に移植し続けて行く為に戦っていて、主人公は有るかもしれなかった、あるべきである、予想もつかない明日(未来)がそのまま迎えられるように、未来の世界に生きる人々の人生を守る為に戦うのですが、どっちも『自分』と言うものをないがしろ、手段としているし、もっと言ってしまえば『今』の為に戦って無かったというのが象徴的でした。

結局戦いは金融街自体が停止し中断されますが、過去しか見ていなかった事を自覚した三國氏は自ら主人公に負けを認めます。それによって主人公は明日を守る事が出来ましたが・・・結局彼は成し遂げたのに彼自体は物語の最後のシーンで、敵だった三國氏や自分達のアセットと撮った、自らがぶっちょう顔で映っている写真を見て、あの時笑っとけばよかったなと後悔します。自分は前ばかり見て今を生きていない。未来をとても大切にしていた彼がその未来で、ちゃんと今を生きていなかった後悔するのです。これは主人公が物語の冒頭の方で指摘された事ですが、最後の最後にぶり返します。過去、未来、どっちも大切だけど、未来の事、過去の事のために現在を生きていると、結局上手くいかない。だって過去・現在・未来というのは実は違うようで一つのものなのだから……一番大切なのは「今の自分が」光れるようにどうあるべきか?って事なんじゃないか!という熱いメッセージが物悲しい最後の場面に上手く反映されていて今年最高のカタルシスでした。


前期のアニメの総括はこんな具合です。今期はちょっと見た感じで前期より面白そうな物が多いので楽しみです。
スポンサーサイト

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

熊谷雑文組合

Author:熊谷雑文組合
熊谷雑文組合運営のブログです!皆で書いてたりします★
◆メンバー(このブログの執筆者達)
小竹大樹…隊長的な人
朽葉…ネットランナー
善浪栄一…目が死んでる
萌兄…イラスト係兼、メイド狂
環俊次…2次元ジゴロ
加糖コージ…中学二年生
きのこ汁子…ドール愛好家
など。

最新記事
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
Twitter
カウンター
ご意見、ご感想

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
コメント
トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

デジタル書房
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。