スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

何故かショックを受けない日本人。

秋ですね。小竹です。

別に秋とか関係ないですが、最近思うのは、とても鈍感に成ったなぁというところです。鈍感力とかいう本とか出たり、細かい事を気にしないで大局的に事を運ばせると言う意味での鈍感は役に立つのかなぁとか思うし、その方が精神衛生上いいのかなと思ったりもします。たぶん、個人としては鈍感な方が幸せな人生を送れるのかもしれません。

でも、割と国全体がそう成るのは良く無いんじゃないかなぁと、いいや、もしかしたらそれでもいいのかもしれないですけど・・・

だいぶ前に成りますが、アメリカでスプートニックショックと言うものが有りました。結構思想史とか教育史で有名な話ですが、要は東西冷戦の頃に、覇権を競い合っていたのは米ソな訳ですが、技術競争的な意味での代理戦争的な意味で、宇宙開発競争が(宇宙航空技術が上がれば軍事産業の大陸弾道ミサイルやスパイ衛星などの技術にも転用できるので、かなりミリタリーバランスにも影響しますが)行われた訳です。

で、アメリカは、俺等の方が資本主義で金持だし一番だ!と、ずーと思っていたのですが、1957年にロシアが先にスプートニク号という人工衛星の打ち上げに成功してしまった訳です。アメリカは、やべえ、ウチの方が遅れてるじゃん!とショックを受けます。これがスプートニクショックと言うやつで、この結果、当時のアメリカは教育や研究の部門の改革をしていく訳です。


同じ様なショックでソ連にもチェルノブイリ原発事故と言うのが有りました。こっちは割と新しい史実ですが、社会主義が上手くいかないといっても、ソ連は冷戦当時、総合的な意味で世界二位の強国です。ただ、経済においては日本が既にバブル経済で2位の地位についていましたし、技術においても、いつの間にか資本主義各国に後れをとっていました。ただ、ソ連国内の閉鎖的な社会情勢の中で多くの国民がそんな事あまり知らないし、気付いている人達もまだ自分達は世界二位の強国なんだから別に良いじゃん的な状態でした。ただ、そんな時にチェルノブイリ原発事故が起きます。

当時のソ連にとって原発は一種科学技術の象徴みたいなものです。確かにちゃんと科学が発展していないと原発なんて作れないし維持できません。けれども其処で事故が起きてしまった。しかも対応は後手後手だし、秘密主義だし全然ダメだった。その時ソ連国民は「やべえ、俺等の国は原発で事故起こして、上手く収拾出来ないくらいに技術が衰退してるんだ、技術衰退を許してしまっている世の中なんだ!」とショックを受けます。

その結果、ソ連国内で改革や情報公開のスピードがどんどん早まり、核の怖さにショックを受けたゴルバチョフはアメリカと協議し、核軍縮を決め、冷戦を終結させます。そして最終的にはソ連は解体に至る訳ですが・・・


今まで話した内容を考えると、日本はどうなのか成って思いますよね。


福島の原発事故の後、皆、原発事故はこんなに大変なんだぁ~みたいなショックは受けましたが、多くの人が、日本の原発の遅れている所や、その遅れを許してしまっている行政との癒着が報道されているのにも関わらず、この国の技術力はもう一等のものでは無いんだなぁ。みたいなショックは受けません。

要は、原発周辺の技術者や電力会社や行政だけがダメダメなだけで、日本の技術力全体はまだまだ全然世界一ですよ!みたいな気分で居る感じが有りますね。

ただ、情報技術では、元々アメリカに負けているし、日本のお家芸だった、小さい情報端末も米アップルに負けて、テレビなどの得意分野でも韓国に負けてるし・・・色々な所で負けているのに、経産省は他の国みたいに企業の支援が中途半端だし、テレビでは、日本の技術力はスゲーんだぜ!みたいな感じで、ほんの一部の中小企業の技術を取りあげて、まるで日本の中小企業は全部凄いみたいな論調で報道するし・・・事業仕分けでスーパーコンピューターの制作は中断するみたいだし、政治家自身が「一番じゃないとダメなの?」って言っちゃってるし・・・


でも、多くの国民は、それでも、何が何でも日本の技術は世界一!という幻想を観ている。確かに技術としてはまだまだ世界一の所は多いかもしれないけれど、それを使った商品開発力や、生産性の向上に努める姿勢などは、海外に負けているのは確かだし、ぶっちゃけ、そういうものも含めて科学技術だと思うのですが・・・

何故か、僕等はショックを受けない。

まあ、別にショックを受ける事自体は心臓に悪いので、そんなに良い事じゃないですが、ショックを受けないと、人間って、それに対して改革したりとか出来ない訳で・・・

まあ、何にしろ、それでも日本は今、楽しくないかと言えば、楽しい国だし、色々な問題を政治も個人も先延ばし出来るし、先延ばし出来る社会って割と素敵だなぁ。と思ってしまう僕が、あんまりこういうこと突っ込んでも説得力無いなぁと思ってしまう今日この頃。
スポンサーサイト

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

熊谷雑文組合

Author:熊谷雑文組合
熊谷雑文組合運営のブログです!皆で書いてたりします★
◆メンバー(このブログの執筆者達)
小竹大樹…隊長的な人
朽葉…ネットランナー
善浪栄一…目が死んでる
萌兄…イラスト係兼、メイド狂
環俊次…2次元ジゴロ
加糖コージ…中学二年生
きのこ汁子…ドール愛好家
など。

最新記事
カテゴリ
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
Twitter
カウンター
ご意見、ご感想

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
コメント
トラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

デジタル書房
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。