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日本人童貞論 つづき

 ひとつ前の記事で、萌兄兄さんがかなりいいことを言ったので、それに関して私も思っていることを書こう。
 べ、別に「政治の話題はアクセス数伸びるよ」とか言われたからじゃないんだからね!

 さて、兄さんは日本人の政治に対する態度は「童貞」のそれであるということを主張していた。私も、基本的にはそう思う。多分道行く人に「政治って何?」と聞いても的を射ている回答が得られることはほとんどあるまい。私もよくわかんないし。

 しかし、私はむしろ、日本人は意識的に童貞であることを選択しているんじゃないのかな、ということを主張しようと思う。
 だって、もし政治に対して非童貞で、賢い国民が大半を占めている国だったら、国政の間違いは即、国民の過ちだからね。もし出来ちゃったら、責任取らないといけない。
 日本人はあえて童貞を守ることで、国政に対する責任を政治家に押し付けることを、多分ほとんど責任感を持ってやってるんだな、と思う。
 だからアホなマスコミの言うことをすぐ真に受けるし、どうでもいいような政治家のミスに目くじらを立てる。

 確かに、鳩山政権は失点が多かった。自分たちで蒔いてしまった種もあるし、人間の力ではどうしようもない天災も起きた。
 私は、失点があるのは、やむをえないと思う。政治とは常にビハインドから始まるのだから、いかに追加点を最小で防ぐか、ということを基盤に戦略を組み立てなければならない。はっきり言って、つらい勝負だ。だって始まったときから、負け試合は決定してるんだもの。
 個々の政策が成功だったか失敗だったかは置いておくとしても、鳩山政権のダメだったところは、そこを誤魔化したところだったんだろう。国民に、「勝てるんじゃないかな」という期待を、ほんのりとでも持たせてしまった。
 国民はそれに乗っかった。昨年の衆院選では、ほとんどの人が民主党に票を入れた。でも今となっては、そのほとんどが、それを間違いだったと思っている。
 そして、ここからが重要なのだが、そのほとんどの人は、自分の判断を省みて羞恥心を抱くまでには至っていない。

 自分たちの仕事は政治家を選ぶまでで、そこから先は責任を負わない。負い目もない。ただし文句は言う。
 それはある意味賢いやり方で、ダメな政治家の文句を言うだけで国民としての責任をほぼ果たせちゃう(と思えちゃう)んだな。
 
 
 日本以外の国の人にとって、多くの場合、政治は日常生活と密接にコミットする、かなり関心度の高いコンテンツだ。いや、本当は日本だって、政治は生活と結びついてるはずなんだけど、しかし海外では頻繁に起こる民衆のデモや抗議活動を日本で見る機会はあんまりない。ちょっと前は学生の間でブームとなったけど、やっぱり一過性だった。
 日本人は、日常と政治とを、全く別の世界の出来事として処理する能力を身につけることを、この半世紀の間に憶えたのだ。ほとんどの日本人は、自分の生命が直接脅かされないと政治活動を始めない。
 だから政治家も、でかいこと言うのは選挙の前だけで、公約もマニフェストも「言うだけ」のことが多い。

 私は、別に日本人の政治に対するその意識を悪いことだとは思わない。
 日本人は「政治童貞」を貫くことで、日常生活に政治を持ち込まず、それに煩わされないスキルを手に入れたからだ。
 だって、政治家がへまをやるたびにいちいちデモするのって、かなり負担じゃないですか。ストライキなんかしちゃうと、社会が回んないんじゃないって、気になっちゃうじゃないですか。
 日本人が手に入れたのは、そういう「煩雑な」プロセスを排除し、政治に関しては飲み屋で同僚と愚痴をもらす程度
にとどめる、という、人類史上まれにみる実にクレバーな政治思想であると言っても過言ではないのだ。

 勿論、だからこのままでいいのだ、ということにはならない。
 今、日本が二進も三進も行かなくなりつつ(ていうかもう行ってないんだろうけど)あるのは、まさに、そういった国民に選ばれた政治家が政治をやっているからだ。彼らは国民のツボをよっく心得ているから、国民が適度に批判しやすい態度を「敢えて取る」。政治家の失言は、ほとんど国民が望んだものと言ってもよい。その発言が、どういう状況のどういう心境で発せられたものか、みんな興味ない。あるのは、「今、オレらバカにされたよね?」という自覚的な怒りと、手ごろなサンドバックを見つけた時のいじめっ子の快感である。
 私はそれを陰湿な感覚であると思うし、できればあまりその感情にコミットしたくないとも思う。エッチの味を知っている人生とそうでない人生では、色々大変なこともあるんだけど、きっと前者の方が素晴らしいと思う。

 さて、そんな感じで書いていくと色々批判されそうで怖いんだけども、まあ批判されればされるだけこのサイトのアクセスが増えればいいか(アクセス数増やすことが 目的ではないけれど)。
 
 最後に、こういうことを考えていると、自分たちの日常の中に政治活動を組み込んで、精力的に政治にかかわろうとしている公明党の支持者の方々がまぶしく見えてくるなぁ(彼らは信仰にかかわることなので、一般の人よりはるかに真面目に政治について考えています)、と一番反感を買いそうなことを述べてこのエントリを終了したいと思います。
 ご静聴、ありがとうございました。
 またのご来店をお待ちしております。では。
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テーマ : 鳩山首相辞任・小沢辞任
ジャンル : 政治・経済

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