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踊らにゃ損損

体験告白。

団地妻、セーラー服、痴漢電車、色情、白書、実録
などと共に、湿ったエロ本や場末のピンク映画館などを
ホウフツとさせる、夕焼け色のエロワードです。

インターネットが普及する前から、
妄想炸裂の燃料として、メディアで盛んに取り上げられていました。
これらは、どう少なく見積もっても9割は「小説」というのがお約束。

いまだに女子高生が書いたことになっている文章で「パンティー」という
表現を見かけるところをみると、それが事実かどうかは重要ではなく、
読者層がイメージする少女像の共有に欠かせない単語なのでしょう。

それでもいちおう事実ということになっている点が
老若男女問わずクーソーとモーソーをかきたてるものらしく、
一時期青少年保護の槍玉に挙げられていたなんちゃらティーンとかいう
少女雑誌にも載っていました。これらは当然少女向けのドリーミーな内容で
必ずといっていいほど相手はジャニーズの誰それに似ているとされ、
ちんちんは「超Bigなアレ」などと描写されていたことが印象的でした。

さて、今回ネタにするのは

otakoi.jpg
【萌え体験告白集 オタ恋】(05年・二見書房)
主に官能小説を発行している老舗出版社の二見書房は、
かつて二見ブルーベリー文庫というレーベルで
細々とオタク向けのエロライトノベルを送り出していました。

執筆陣寄せられた投稿の傾向的に
押しかけ厨にコスプレ、BLに百合と中途半端にリアルな
オタク要素はふんだんに盛り込まれていますが、実用性は低めです。

カバー裏、目次、巻末にいたるまで、
掲載されているのはあくまで「読者から寄せられた投稿」であると
アピールしてシラをきっています。

本文は随所でフォントが太くなっていますが、
とくに強調するべきでもないセリフのほうが多いような。

それにしても、25歳OLが書いたとされる
『秋葉原の駅で咲いた キャリアな私とガチンコオタクの恋物語』
は、妙に流麗な文章、そしてセルフツッコミのテンポのよさ。
「劇画オバQ」「怪鳥音」という表現がサラリと出てくる引き出し。
なによりキメ台詞が
「○通ならびにフ○サン○イグループが垂れ流しているお洒落な恋愛というものが、
 実は形ばかりで中身のない、愛を見失った資本主義の堕落した姿で
 あるということがよくわかりましたっ!」

……この体験告白の著者は、ほぼ間違いなく25歳でも女性でもない
本田透(作家)だと考えて差し支えないでしょう。
当時、個人サイト「しろはた」で掲げられていたネタと一致します。

また、後半に載っている18歳の女子高生が書いたとされる
『イトコは未来のエロゲー作家』も作風がよく似ており、
テキストは「……」多めで、別人が書いたかのように見えなくもありませんが
北方謙三の名言などといった小ネタの濃さは隠せていません。

どういう読者層をターゲットにしていたのか
判断が難しい一冊でした。
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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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