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1/48の空

秋葉原のレンタルボックスで、古いプラモデルが
手ごろな値段で売られていたので買い求めてきた。

131116-5.jpg
『1/48 完全スケールモデルシリーズNo.18 九九式軍偵察(襲撃)機』
550円の値札シールが付いていたが、そのシールの下には660円の文字が。
こういうスケールプラモは、買ってきてすぐ楽しめるものではないので
作る(かもしれないと思い込めるおめでたい私のような)人しか買わないのだろう。

131116-8.jpg
先日、模型部門の休止(実質的な廃業)が発表されたニチモ製。
まだプラモデル業界トップクラスのメーカーだった頃に売られたものらしく、
説明書には栃木県佐野市の本社とともに、
東京出張所の住所も記載されている。

末期のニチモは金型の劣化や射出機の都合のためか、
どんどん再生産される機種が減っていったが、
この九九式襲撃機は同スケールの競合製品がなかったためか
最末期まで生産が続けられた。

「九九式軍偵察(襲撃)機」とあるが、
箱絵の爆弾を翼下に装着した姿は偵察機のそれ。

箱を開けると、わずかに湿気を帯びたホコリと古い紙のにおいがする。
昔の模型屋店内は、これとグンゼ産業水性ホビーカラーの溶剤臭が
入り混じった独特のにおいがしたものだ。
チラチラと寿命が切れる寸前の蛍光灯が瞬く静かな店内で、
チラチラとこちらの様子を伺うオッサン店主の視線が加われば
パーフェクトである。

都内では秋葉原だか御徒町だか判断に困る某中古ショップが
そのイメージをそのままいまに伝えているが、
あの値付けは模型屋ではなく骨董品店と思ったほうがいいレベル。

131116-6.jpg
閑話休題。機体にベビーモーターを仕込んで
プロペラを回転できるようにすることもできるという。
いまの小型モーターならエンジン内に隠すこともできるのでは。

131116-7.jpg
底面には青焼き風の塗装ガイド。袋に入っているので見えづらい。
その考証が本当に正確かどうかはさておいて、
こういうフロクひとつで「特別なものを買っているのだ」という気にさせてくれる。


もうひとつ、同じシリーズの零戦。

131116-1.jpg
『1/48 完全スケールモデルシリーズNo.6 
 日本海軍零式艦上戦闘機五二型(ゼロセン=れいせん)』


わざわざ「REISEN」と大書するところにこだわりを感じるが、

131116-2.jpg
ミストゥビシ?

131116-3.jpg
パッケージ横に標記された定価は300円。
500円と記載のある九九軍偵よりも前に生産されたものらしく、
ランナーは機体が濃緑色、エンジンとプロペラが黒色で成型されており、
塗装なしでもいちおうサマになるようになっている。
写真に撮ったらどちらも同じ色に見えてしまう。

131116-4.jpg
なんのためか、パッケージ絵がカラー印刷されたカードが付いている。
当時これを組んだガキどもは大切に机の引き出しに保管して
妄想を膨らませたであろうことは想像に難くない。


プラモデルがマニアだけのものではなかった時代の
空気を感じる買い物であった。
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テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

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