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千葉県の明日を考える。(埼玉との対峙編)

さてさて、一週間経ちました。小竹です。

先週は千葉でサイゼリアが大人気な話をしたけれど、今回は視点を変えて千葉というものをみてゆきます。

埼玉県と千葉県、昔からライバル関係にあると言われているこの二つの県ですが、何でライバル同士に成ったのか?

元来、関東地方で比較的栄えている南関東において東京と神奈川はダントツに栄えていて、埼玉県と千葉県は取り残され組みなので、どちらが田舎かというドべ争いからこの対立は始まったように思われているけれども、実はそうじゃないんじゃないかと小竹は思うのです。

まず、県の国で言うところの国力といえる県力が実は結構違う。まず領土、千葉は5157キロヘクタールで日本国内で28位、埼玉は3797で39位だから結構な差がある。しかし人口は千葉が612.4万人で6位で埼玉は709.6万人で5位だから、こちらも順位は近いけれど数としては結構な差がある。

上のデータから解ることは、千葉は埼玉より広いけれど人口が少なく密度が低いという事だ。しかし、人口密度が低い千葉県だけれど、一般的な千葉県民が埼玉県民より広い家に住んでるようには思えない。その証拠に埼玉県は全体的に大きな都市が無い代わりに小さな都市が少ない。合併してさいたま市が出来るまでは五十万人を超える都市も無かったはずだ。しかし千葉は基本的に東京寄りの総武線沿線と常磐線沿線に大都市が集中し、その他はごく小さな町や村が県の多くの面積を占めている。

しかし、大都市の集中する総武線と常磐線だが、日本全国から見ると大した交通の要所とは言えない。まず総武線は総武本線とも呼ばれ、支線に外房、内房、成田、京葉線などなどたくさんの路線を抱えているものの、全て千葉だけで完結する路線であるし、常磐線に至っては、東北本線の支線扱い(しかも途中の岩沼で本線に吸収され、仙台まで個別の路線としてはつながっていない。)で、路線内で大した交通の要所も無く、路線として機能は東北本線や東北新幹線に喰われてしまい、山手線始発のJR路線としては一番マイナーな路線と言われる始末。それに比べ、埼玉県は東北地方への主要路線である東北本線、東北新幹線、支線だが北陸に方面に行く高崎線、上越新幹線を抱え、私鉄でも東武や西部といった比較的営業距離が長い路線が揃っている。

言ってしまえば、千葉は人口密度が低く、大きい街と小さい街の差が大きく中央集権が進み、交通の便では盲腸線ばかりであるのに対し、埼玉は人口密度が高く、人口が県内に比較的まんべんなく広がり各地方都市が力を持ち続けていて、路線も県外につながる交通の要所が多い。

こんな具合に千葉と埼玉はライバル関係と言いながら全然違う訳だから、この争いは同族嫌悪的なものとは違う。ていうか、埼玉の方がさいたま市という政令指定都市が出来てしまったため、県庁所在地の大きさも千葉に追いつき、千葉はいよいよ埼玉に勝てる部分が無くなった。

埼玉と千葉が対立していると言っている割には、埼玉勝利の出来レース的な結果が相次ぐ。これはおかしい、千葉は何でこんな勝ち目のない争いをしているのか?いや、してるんじゃない。埼玉と千葉を行き来した小竹は痛感した。

千葉は埼玉と争いたいんじゃなくて、争わないと成らないから争っているんじゃないかと。

まず、千葉県民に千葉は好きですか?と尋ねると微妙だ。小竹の経験上、熱狂的に千葉嫌いな奴と千葉好きな奴に分かれるのに対し、埼玉県民にこれと同じように「埼玉は好きですか?」と問えば、何となく好きだとかそうでもないなとかあまり熱のこもって無い態度をとる人が多いように思う。埼玉県民は自ら埼玉都民と名乗り、埼玉に住んで東京で仕事やレジャーを楽しむと言った行為にいそしむ。

埼玉に住んでいる以上、特に不便な所が無いから彼らはそんな事を口にするのだと小竹は思う。埼玉は路線的にも東京に出る場合、千葉より便利だし、東京駅に通じる上野方面や新宿、渋谷に通じる池袋方面といったターミナルを選べるという利点がある。埼玉に大きな都市が発達しなかったのも、自前で仕事場や遊び場を作らなくても、東京に行けば用が足りるからだ。彼等は良い意味で東京を利用している。

いわば、東京に利用されている事を知りつつも東京を利用している。絶対的な差のある東京の属州として仕えているが、東京の庇護を受けて発展を遂げたというのが埼玉だ。産業も娯楽も交通も東京と強く結び付き、引きはがすことは難しい、彼らの生活は将に『埼玉都民』の暮らしと言えるだろう、そういった意味で埼玉県民は非常に良い立ち回りをしていると思えるが、しかし、千葉県と其処に住む民はそうはいかない。

千葉県は路線も千葉内で完結し、埼玉のように北関東の栃木や群馬(秩父の峠を越えれば山梨にも往還路がある)への交通の要所を持っている訳ではない。一応常磐線は茨木への玄関口なのだけれど、茨木自体がぱっとしないからあんまり意味が無い(実は茨木は地味だけれど栃木や群馬に比べると面積も人口もずっと多いのだけれど、その県の地味な規模の大きさがのちのち千葉に影を落とす)。だから千葉県は埼玉県と違って、東京都接しているのに埼玉における子分的な栃木県や群馬県というものを持たずに、一人で頑張らばいといけないし、県庁所在地の千葉市自体、さいたま市や横浜市にくらべ東京からの距離が結構ある。だから通勤するにも遊びに行くにもつらいし、千葉は東京に出る場合、総武線だと東京駅(鈍行は秋葉原)、常磐線だと上野駅といったように西側の都市をターミナルとして選べないから、おしゃれスポットに当たる山手線の西側にあたる場所にレジャーでショッピングに行くにも厳しい。元々、東京都と接している面積が神奈川や埼玉に比べると圧倒的に少ないから、東京に出ずらいのは仕方ないのだけれど…。

だから自前で仕事場も遊び場も作らないといけないし、千葉の都市の規模では千葉県民の多くを養えないため、多くの労働者が過酷な通勤事情の中、東京に出稼ぎにいかなければならない。当然休みの日は疲れて遠くの新宿、渋谷にいけないから、東京は僕らを搾取してるだけなんじゃないのか?と疑い出し、そんな親を見て育った子供達は、高校生ならば頭のいい子はそのまま東京の学校に行き都民に成り、千葉にはそうなれなかった子供たちと東京に疲れ果ててUターンしてきた大人達で千葉はごった返す。埼玉のように手下の県も無いから、他の県から労働者を受け入れ県の都市を活性化する訳にもいかない。千葉は地理的にも産業的にも行き詰まる。

元来、こういった理由から今はそうでもないものの30年くらい前までは、埼玉や神奈川、多摩地方に比べると地価も安く、千葉県内に家を買った暮らす人々は、他の地域に住む東京に通勤する人々にくらべ比較的貧乏も多かったし、頑張って働いても、他の地域に住む者たちより東京から得られるものが少なければいい気はしない。いよいよ自分の県や他の県や東京に対しての不満が高まる。

千葉県は埼玉同様、東京に従属させられているものの、埼玉は従属しつつ東京を利用する属州としての道を選べたのに対し、千葉は東京には働きに行くだけ、という従属のみが科せられ、東京の植民地と成った。属州は属国といったようにある意味自治や国として認められている扱いだけれども、植民地はそうじゃない。東京都民としては、埼玉県も千葉県も大した差が無いし、与えてやっているものは同じだと思っているが、千葉は埼玉と同じように出すものは出しても、同じように恩恵まではあずかれない。埼玉県民は埼玉都民だと軽々しく言えるけれども、千葉県民の東京都に対する思いは、そんな言葉(千葉都民)を言えるほど単純には成れない。

千葉県内の不満を抑えるために千葉が取る政策は限られてくる。順当に行けば千葉県民は東京を敵視するだろう。しかし千葉が東京にたてつくのは県力的に無理だし、東京なしでは不満は残るが、財政的にも成り立たない。では、どうすれば、と成った時に、自分達とは同じような立場なのに、埼玉都民を名乗って楽しく暮らす隣の県が目に付いた。

こうして千葉は埼玉を敵視することで、千葉として千葉県民の不満の矛先を埼玉に向けることでガス抜きをしたのだ。これにより千葉県内では同じ敵を持つものという一体感からナショナリズム的なものが生まれ、「千葉を好きか?」と問われれば、ちゃんと答えられるような住民が育ち、一方的に千葉に宣戦布告された埼玉県は、規模的に格下の千葉県の相手をしなくてはならなくなり、ライバル関係だと言われるようになる。

だから、埼玉と千葉のこのライバル関係は千葉県が仕掛けたものだと小竹は個人的に思っているのだけれど、実際どうなのかは定かでないけどね。

一応関係をまとめてみたのが下の図です。あまりにも偏見が多いですが。
b_92_kanto_500p.jpg


次回は、千葉の発展に影を落とす、千葉内にある二つの派閥と茨木による干渉を交えつつこれからの千葉県の東京や埼玉との関係を考えて行きたいと思います。
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テーマ : 千葉県
ジャンル : 地域情報

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